3号映画を見てきました。
スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号を見てきました。
ネタバレのない程度に感想など。
過去3作品とくれべれば一番マシかな。
少なくとも個人的な評価のバロメーターである、キャラ製作意欲があんまり落ちてない(少しは落ちてる)
やっぱり仮面ライダー3号は期待に違わぬ良いキャラクターでした。
昭和のライダー達のように、悲哀や葛藤といった心の闇を抱えて生きるダークヒーローという存在。
一方で平成ライダーの主人公であるドライブは、快活で正義の道を迷いなく征く正統派のヒーローとして描かれており、二人の在り方は平成と昭和の良い対比となっていましたね。
過去作出演者たちのゲスト参戦も上手く生かせていたと思います。
やはり懐かしい顔ぶれが変わらぬキャラを演じてくれるのはいいものですね。
事前から、「なんだよ、それ?」と思わせていた仮面ライダーGPというレースの存在についても、きちんと劇中で、そこに持っていくためのフリはされていたりするので、まあまあ納得の行く展開でした。
とはいえ、良い面が見られたのはこの辺りまででしたか。
最後は毎年のように繰り返す、全ライダー、怪人交えての大乱闘大会。
そりゃあオールライダー物なわけですから全員を戦場に出さなきゃならないわけですが、正直画面いっぱいのそこかしこで行われる戦闘シーンは、情報量が多すぎてなにがどうなってんだかさっぱりわかりません。
またそこに出てくる怪人たちにしても、いろんな組織から強さも序列も信条も関係なく選ばれ、本来怪人として持っているはずの特殊能力なども使わず、ただの肉弾戦用の戦闘要員として登場するのみなので、戦闘自体の面白みも大してありません。
やはり見せるべきキャラクターを絞って、きちんとそのライダーなり怪人なりの能力を見せ合いながら戦わせないと、魅力的なものにはならないと思うのですが、最早それができる状況ではないですからね。
評価については各人実際にラストのバトルを見て各人判断してもらいたい所ですが、個人的にはレースイベントの終わりから評価はがくりと落ちたという感想です。
さて、一方で、ある意味本編以上に期待できそうな気がしてきたのは、入場者特典でもらった仮面ライダー4号DVDの内容でした。
ヒーロー大戦GPの世界観から直接つながる内容であり、ライダー作品のクロスオーバーものでありながら、登場するライダーは限定されているので、それぞれのキャラクターがしっかり描かれていくようです。
正直話しとして見やすいのはこれぐらいのメンバー構成ですね。
話ははまさに、前振りだけという内容で終わってしまって、肝心の仮面ライダー4号がどういうキャラなのかもわかりません。
なんとなく完全な怪人っぽい。
話も不思議な展開で、実に後を引く内容です。
3月28日から動画配信で全3話公開という商品のようですが、将来的にDVDになってくれたりするんでしょうか。
正直続きは見たいですが、これのみのために有料サービスに会員登録というのもハードル高いです。
とはいえ、キャラ製作の一環として仮面ライダー4号のアクションは是非見たいネタなので、悩ましい所。
とりあえず、本編映画は見終わりましたが、物語は仮面ライダー4号の話に続きますし、まだまだ楽しめそうです。
仮面ライダー3号のキャラ製作に活かせるネタは多そうなので、今後も注目していきたい所です。