ドット絵講座を受講して、ダークドリームを描いてみた
ドット絵描こうZさんの作画講座第47『ドットバッドエンドプリキュアを描こうZ』を受講してみた、続きです。
髪の描き込み
参考元のバットエンドハッピーをは体に比して髪の面積が大きくグラデーションを付けることでグッと陰影が引き立っていますが、比率が少ないダークドリームではあまり変化が目立ちませんね。
仕上げ・アクセサリーの描き込み、各パーツにハイライト
胸に蝶々のデコル書き込み。これも無理せずレイヤーを重ねて上に描くのが無難です。
最後に各パーツに一番明るい色で光沢を入れて完成です。
総括
同系のキャラクター、同系のカラーリングということで同じパレットを使って同じように描けば近い感じに描けるかと思ってましたが、思うようには行きませんでした。
同じ感じに見えてバットエンドハッピーとダークドリームでは目立つ特徴に違いがありました。
バットエンドハッピーは、巨大なお団子の繋がりのような髪のボリュームが面積も大きく一番目立っていて、使われている色数も一番多く5色。
対してダークドリームは髪自体の起伏が多く、広い面積はありません。
代わりに臍、太もも、顔など肌の露出面積が多く、ここが一番目立つパーツでした。
バットエンドハッピーの肌露出は顔のみで、使用色は4色。
顔ぐらいの面積だけならこれで十分ですが、ダークドリームは腹や太ももといった顔より広く平らな面積のパーツがあるので、肌色5色ぐらいの配色が適当だったように思います。
そういった感想を含めて、今回受講したドット絵講座のオススメ度を考えてみました。
格闘ゲーム向き度 ★★☆☆☆
まあ、これに関してはチョイスした段階からわかっていたことなんで、いまさら何をか言わんやなんですが、この絵のサイズは格闘ゲームの標準的なサイズに比べると大きいです。
鎧武と比較するとこれこの通り
ゲーム作品の描き方よってキャラクターのサイズは多少変動するので、MUGENの世界ではよく見比べれば身長比率のおかしい組み合わせも出てくるもんですが、頭2つ分違うとなると誤差の範囲は大きく超えて目立つものになってしまします。
一応可憐な少女という設定からは逸脱した雰囲気ですね。
ただこのサイズになると、顔の表情まではっきりと描き込めるサイズなので、女性キャラを描く上においては+評価になる所かもしれません。
まあ、もとよりMUGENの世界は頭身も大きさもバラバラのキャラが溢れているので気にならないという人にとっては、もう一星足してもいいかもしれません。
初心者向き度 ★★★☆☆
ある程度ドット絵作画になれた人なら、ページに掲載されている過程の絵からどういう作業をしているものか読みとくことはできると思います。
ただ、全くの素人が見て同じ工程を真似られるとかというと難しいですね。
基礎を踏まえてレベルアップを目指す人向きと言えるかもしれません。
仕上がる絵の綺麗さ ★★★★☆
パーツごとに均等に色をもたせるのではなく、目立つパーツには色数を多く振り分け目立たない部分には少なくしています。
中間色は置かず、アニメのセル塗りのようなきっぱりとした塗り分け方なので、アニメキャラ向きでもあるでしょうか。見栄えのする絵に仕上がる塗り方だと思います。
今回は格闘ゲームに使えそうなキャラ絵というチョイスで選ばせてもらった講座回でしたが、こちらのサイトはドット絵作画全般に対して、それこそ大きなものから小さなものまで様々な作画技術を紹介されているサイトなのでドット絵を描く人なら一度見ておく事をオススメします。
興味のある講座もあることと思います。
直接的に格闘ゲームの為の講座はありませんが、格闘アニメに流用できそうなアクションアニメの描き方なども紹介されているので、いずれそちらの講座も受けてみてこちらで紹介してみたいですね。