あー、買っちゃったな…

 ガンダム無双3とは最後まで競ってたんですけどねえ…
 キャッスルヴァニア仮面ライダー クライマックスヒーローズで年末のアクションはまあいいかということになったのと、行きつけのフィギアショップでアマゾンより安く売られてたんで、つい。

 出来に関しては申し分ないです。
 端正で冷たい顔立ち、少女らしい細身ながら肉感をしっかりと表現した体、装飾品の一つにいたるまで細かく丁寧に造りこまれており、イースというキャラクターを見事なまでに立体化しています。

 こういう気質ながら美少女フィギアはほとんどもってません。なぜなら女性キャラをほとんど描かないから。
 これまでは、資料として役立てられないから、持ってても仕方がないと自制が効いてたんですが、今回は突発的な物欲に負けて思わず手が出てしまいました。
 こうなってくると自分としては、これをしばらく飾ってハイ終わりとするのはもったいなくてできません。
 キャラ製作するとはいわぬまでも、少女キャラのアクション製作資料として役立てたいと思ってます。

 とりあえず今回はその一環として、このフィギアを描く過程を例に自分がやってた効果的に思う作画の練習法を紹介したいと思います。

イース
 体の造形を一旦形に出来たなら、人体デッサンの本を見ながら、そのポーズにおいて筋肉がどう見えているかを描き込んでいくのです。
 ライダー系のような体が装飾で隠れるようなキャラでも、一度下の体とその肉体図を描いた上に、別レイヤーなどで鎧やマスクを描き込んでいきます。
 当然、装飾で描きこんだ部分は隠れますし、女性キャラならこんなに筋肉のラインを描き込んでも違和感が出るので、塗りこむ際には消します。
 絵として結果無駄になる部分ですが、練習としては結構有効です。
 筋肉がどう見えているかを考える習慣づけになりますし、こういう場合はこういう風には見えない筈だからこの部分はおかしいと考えられる分析力と理屈が身につきます。
 当然通常の作業より一手間かかるわけですから、作業速度は落ちるんですが単純に筋肉図を模写していくより実践的な練習になると思います。

 この練習をするなら、この手の本は一冊は手元にあったほうがいいと思います。
 この本が取り立てていいとは言いませんが、デッサン系の、描きこみが多すぎてラインが分かりにくくなるものよりは緻密ではあるもののラインだけで描かれているこちらのほうが良いように思います。
 ちなみにまんだらけなどの作画系の古本も扱ってる所ではわりに見かけるので、新品にこだわらない人ならそちらも探してみる方がお得です。