鎧武 第10話 ライダー大集結!森の謎を暴け!感想

2013年12月21日

 中々面白い展開になってきました。
 ミッチー安定の策士ですね。
 紘汰を殺しかけたとされる危険人物に、4人がけとはいえライダー達をけしかける作戦を立てるとはかなり辛辣です。
 紘汰の話がそのままの相手なら、死者が出ることも容易に考えられる相手です。
 それとも、白いライダーの正体が兄であることを察したことで、最後の所で一線を超えることはないという計算があってのことでしょうか。
 それが計算に入っているとしたら、今度は、兄に対して4人もライダーを差し向けるというのも酷薄な話です。
 これは兄の高い実力を評価して、これだけの戦力での対応を必要と判断したのか、それとも兄であるか否かは別として、この機会にもてる戦力をすべてぶつける形で白いライダーを倒すことまで考えているのか。
 ミッチーの考えがどこまで及んでいるかで、見方が全く違ってくる作戦です。
 劇中ではあくまで陽動作戦としていますが、それ以上の意味があるのか、来週はそのあたりを踏まえて、ミッチーがどう考えていてどんな行動をとるのかも注目したいところです。

 そして、番組ラストで、ようやく斬月も変身解禁でしたね。
 長かったです。
 当初、敵対陣営のライダーという位置づけにあったことから、悪のカリスマのようなキャラかと思ってたんですが、話が進むうち、弟がライダーになっていることを見逃したり、希少なロックシードをパクられたりと意外にうっかり屋さんであることが判明。
 さらに、戦闘のプロであるブラーボの参戦に動揺したりと、気が小さいと思わせるような描写があったりして、すっかりカリスマ感は薄れたように思えます。
 反面、責任感の強さや、生真面目さをうかがせる言動があり、天才肌の弟と対比的に、質実剛健な秀才タイプというのが今の印象です。
 その印象は、紘汰が劇中でした「ライダーの能力を知り尽くした上で鍛えた強さ」という批評とも合います。

 予告で無双していると見える描写のあるあたりやはり実力は頭一つ上という設定でしょうか。
 注目としてはブラーボとの実力差ですね。
 いい勝負という気もしますが、ここまで登場を焦らしたのですから、やはりそれなりの貫禄は見せてもらいたい所です。

 アクション的にもストーリー的にも来週は中々見どころの多い話になりそうで、期待ができますね。