仮面ライダーウィザード 最終話 感想追記
明日の特別編放送を前に、どうせおまけの話ならこんなストーリーも見てみたかったなと思うこと。
最終回最後の展開からのIF派生として、晴人がコヨミを救いたいと思うあまり、サバトを開くことを決意する、悪堕ちルートの話を描いてくれたら面白かったのにと思いました。
要するにラスボス笛木の役割をまるまる引き継ぎ、ウィザード世界の新たな悪役になる、勇者が魔王にというパターンですね。
そしてそれを倒すべく集うのが、ディケイド率いる歴代ライダー達という流れ。
まあ、ヒーロー物という観点からは絶対にないですし、ウィザードファンを敵に回すので、やらないのはわかりますが、ありえない話かというとそんなこともない気がします。
操真晴人の人物像としては、自分に振りかかる困難対しては不屈の耐性をみせるものの、自分が関わることで他人が被る不幸に対しては、意外に脆く判断を誤ることも度々描かれています。
グレムリンとの対決の一幕で、瞬平や凛子が晴人の「コヨミを救う」という言葉の意味を測りかねていたように、操真晴人という人物にはコヨミを失った悲しみのあまり、笛木と同じ道に進みかなねい脆さというものがあるように思えます。
まあ、そういった弱さを克服した結果がコヨミの死を受け入れるという選択だっただろうし、1年やってきた内容をちゃぶ台返しするようなことはないのもわかりますが、悪堕ちの展開というのはワクワクするものだし、主人公を務めたライダー同士の、和解なしのガチ対決というのは見たことがないので、本編終了後の特別編シナリオとしては、こういう話も見てみたかったなと思いました。
加えて言えば、ディケイドが本編で渡っていたようなリ・イマジネーションのライダー世界だったとしたら、笛木と晴人の役割は纏められて、一人の人物が背負いそうですしね。
そういう世界だったらより、ディケイドと対決する構図になりそうです。
こういう妄想は、ファンとしては楽しいんで色々膨らむんですが、人に伝えるのにはなかなか難しいものですね。
漫画力とは言わないものの、スト-リーボードのようなものでも描ければもっと人が楽しめる形にも昇華できるものなんですが。
まあ、そういう二次創作漫画とか誰かやらないものかと思いつつ、健全かつ公式な二次創作とも取れる明日の特別編を楽しみたいと思います。
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